SMILE-EYE TACTICAL Blog

SNSで書いた明視域
お問い合わせがあったので少しだけ掘り下げます

ちょっとややこしい話なので端折りつつ要点を纏められたらいいな…

まず一般的に目が悪い（この表現が既に嫌）ってのは遠くがよく見えない状態のこと言いますよね
視力が0.1で…とか言われるアレです

正直なところ今の世の中、視力が良ければいいってもんでもないのですが
眼鏡屋がこの辺語りだすと長いので割愛

こっからは戦う眼鏡屋の話

上記の状態って要はターゲットが見難いという状態
その状態でターゲットを近付ければ見えるようになるよね？
さらに近付けるとまた見難くなったりするよね？
見える範囲の遠いとこを遠点、近いとこを近点
見える範囲を明視域って言います



この見える範囲を度数で調整するのですが
実は度数を入れても明視域の位置は動かせても範囲は広がりません

例えば遠方にピントを合わせると



手元のサイトが見難くなります

んじゃ近方のサイトに合わせると



ターゲットが見難くなります

※明視域を外れると見えないわけじゃないよ

これだけ聞くとなんだかとっても不便ですね
実はこの明視域の範囲は若いと広く、調節力があるのでなんとかなるんですが
一定の年齢を超えると調節力が弱くなって範囲が狭くなってくるんですよ

なので闇雲に遠方にピントを合わせると結果的に不便な見え方になる事も？
そこで僕等はシューティングレンジを使って実際にターゲットとサイトを見比べながら度数を決めていきます

明視域をどこに持っていくのかってのはある程度計算式で導けます
その先は撃ち手のスタイル次第なんですよね
中にはターゲット重視の方や、ターゲットはボヤけててもいいからサイトがしっかり見たい方
どっちにも合わせずに中間に持って来て自分の調節力で補いたい方
そこを相談しながら決めていきます

もちろん明視域どうします？なんて聞かれても困っちゃうと思うので
検査しながら雑談を交えつつテストレンズを変えて見え方をこっそり確認してたりするんですけどね

うーん
ちょっとややこしいかな

とりあえず伝えたかったのは視力が良ければ（この表現もイヤｗ）良いってもんじゃないってこと
プレイスタイルや何を見たいのかによって度数を変えると少し幸せになれるよっていうお話でした

ARMSマガジンさんの記事にも似たような事を少し触れてもらってます
よければどうぞ！

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